「強くなれ。図太く生きろ。他人の意見に左右されるな。誰よりも自分を愛せ。」
ここのところ鬱鬱する事が多く、「あぁ、また上手くいかない」と落ち込んだりしていた私。
気づくと自分があまり好みでない姿の私が出来上がってたりする。
具体的に言うと自信なさげ。欲もなさげ。他人との衝突を避け自分を抑える。我慢する。適当なものを食べる。て感じ。
皆様ご存知のように、世界を作っているのはいつでも自分なのでそんな私にお似合いの世界が出来上がっていく。
具体的に言うと他人から見下されたり、雑に扱われたり、お金がすんなり動かなかったり、ブスになったり、て事だ。
そうなるとまたこの世界が嫌になる。
「どうせ誰にも好かれてない」「私は無能だ」「もうおばさんだから目立つ事やめよう」みたいないじけた気持ちが湧き出てくるわけ。
そうこうしてるとまた鬱鬱してつまらない私の好みでない中年女が完成するわけだ。私がこう言う話をすると、多くの女性から「わかります…しんどい」と共感の声がある。それだけ女子のみんなはいつも頑張ってるんだよね。
ところがそんな私の胸ぐらを掴んで、頬をペチペチする女性が現れる。
「おいおいおいおいおい!!お前何やってんだよ?お前そんなつまんねえ女じゃないだろ?!目を覚ませ!!」
それは私だ。私の大好きな理想の私だ。私がダメになりそうな時には必ず彼女が現れる。いつもは傍観してるけど「あ、こいつこのままじゃやべえな」て時に来てくれる。
彼女はいつも美しく凛々しく、多分錦蛇柄のギラギラした服を着ていてメイクもパーフェクトである。おっぱいも整えてピンと張ってる。
そんな美しく派手な彼女が、ノーブラすっぴんボサ髪ダル着でいじけてる私をペチペチしてくれるのだ。もちろん外見の問題ではないのだが、その方がイメージは出来やすいように思う。
彼女は厳しい言葉も使うが、決して私を見捨てないし諦めない。そこらへんの口先だけの男とはわけが違う。
そうして私はいつも復活するのだ。彼女がいる限り自死などできようもない。
私は多くの女性たちに伝えたい。
強くなろう。令和の今、芯のある女性こそ最高の美しさを持つ。
女性を見下していないホンモノの男性には1番モテてカッコいいのが、強く優しく芯のある女性なのだ。
少年、青年向けマンガのヒロインはずっと可愛くて弱くて主人公の男に守ってもらう女の子ばかりだった。でも今はどうだ。
どのヒロインも可愛いだけでは人気が集まらない。令和の今は強く、優しく、かっこよく、表情も豊かで変顔しまくっているではないか。
つまりこれが現代の男性が求めているヒロインなのだ。
ところが、昭和平成で止まったままで女性を見下して性や見栄に利用したい男性というのは、相変わらず可愛くて弱くておっぱいが大きくてふにゃふにゃして甘えんぼで自分がいないと生きていけない女が好きだ。
強くて芯があって気合いの入った女性は利用しづらいから苦手なのだ。自分の弱さや浅はかさが見透かされるから向き合えない。だからもしあなたが、そんな男たちに認められなかったらむしろ喜んだ方がいい。
ホンモノの男たちは知っている。本能的に求めている。
貴女のように強く、優しく、芯がある美しい女性を。
最近痛感した。これは男女共に同じかもしれない。言われるがまま、相手に嫌われないように気を使い、適当に周りに合わせているとなめられる。軽んじられる。
それは「いい人」ではなく「都合のいい人」であり、周りに同調する癖がついていけば、1番醜悪な人間にもなりやすい。
学校で言うならいじめが始まった途端便乗して笑う傍観者だ。クソだせえ。
自分の尊厳を傷つけられたら怒る。
大切な人を傷つけた人間は許さない。
大切な人は命をかけて守り抜く。
くだらない恋愛から抜けられないのはただの執着だ。執着が過ぎる人間は醜い。
お金を稼ぐ事は良い事だ。ただ、入口よりも出口が大事かもしれない。
毎日愛する家族とのんびり生きる人を「つまらない人生だ」と言う人こそ本当につまらない。
もっともらしく本質だと話す人が、自分を支えてくれている人たちを大切にしていないのは滑稽でしかない。
薄情な人間が増えてしまったのだと嘆く人もいるかもしれない。
だけれど、女性が強くなる事で世界は変わる。そういう仕組みなのだ。
気に入らない人に意地悪だったり、自我ばかり主張したり、なんてのは強さではない。ただのヒステリックおばさんだ。
全女性に伝えたい。
思い知らせてやろう。
私たちの愛は強大なのだ。
「強くなれ。図太く生きろ。他人の意見に左右されるな。誰よりも自分を愛せ。」